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©Helge Hansen

2025年 111日(土)

14:00開演(13:30開場) 16:00終演予定

Saturday 01 November 2025, 14:00

レイフ・オヴェ・アンスネス
ピアノ・リサイタル

Leif Ove Andsnes Piano Recital

公演時間 Duration:
約120分
休憩 Intermission:
あり(約20分)
料金 Ticket Prices:
S¥9,500  A¥9,000 
book now DL

澄み切った瑞々しい音色で現前する、
超越への渇望と、祝祭の色彩。

ノルウェーのピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネス。もはや唯一無二の領域に自らの藝術を深化させてきた巨匠の貴重なリサイタルが、なんと500席のフィリアホールで実現します!
澄み切った透明な音色、音楽に徹底して奉仕するがごとき恐るべき自然な表現、そして構成まで考え抜かれたプログラム。今回のリサイタルについては、以下のアンスネス本人によるプログラムノート、そして演奏以外の解説に、余計な説明はもはや不要かもしれません。現代を代表するピアニストだけが示せるひとつの到達点、ぜひお聴きください。

 今回のリサイタルでは、2つの側面から成るプログラムをお届けします。前半は、精神の慰めや超越を感じられる世界観です。リストの作品からは、彼が宗教的な信念のもと、精神的なメッセージを捜し求めていたことが読み取れます。特に<コンソレーション>は、そのような精神世界との密接な繋がりを持っており、まるで演奏者と聴き手による美しい会話のようです。それと同時に、本作品における空間や息遣いも魅惑的です。
 <パレストリーナによるミゼレーレ>は、敬虔さとロマン派の激しさが融合した、リスト特有の恍惚とした雰囲気が感じられます。
 ベートーヴェンのソナタ作品111は、私が知っている中で最も魅力的な作品のひとつです。人間の葛藤や弱さ、疑念を表現しつつ、それと同時に強さ、光への渇望、そして至福とその超越の瞬間をも内包しています。
 プログラムの後半はまったく対照的で、謝肉祭を訪れるという色彩豊かで演劇的な世界観を用いて、私たちを社会や日常へと引き戻します。シューマンの初期ピアノ作品は、最もユニークな標題音楽曲のひとつで、作品を通してショパンやパガニーニ、クララ・シューマンをはじめとした友人や音楽仲間、そして彼が想像するさまざまな登場人物が描き出されています。とても陽気な曲で、生命力や人生への若々しい意欲に満ちており、ピアノの作風は多様なテクニックや技巧、豊かな色彩が大きな魅力です。
                            
                      レイフ・オヴェ・アンスネス

料金Ticket Prices

S¥9,500 A¥9,000

ホールメンバーズ先行予約期間On sale dates: Members

FAX・郵送◎2025年6月16日(月)18:00必着
Web◎2025年6月14日(土)11:00~6月16日(月)18:00
※先行予約は電話申込はございません。

一般発売On sale dates: General

2025年7月13日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付

■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。 
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。 
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない一部諸手数料等は、公演の中止・延期等における
 チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。

チケット取扱Booking

フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)

主催

フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)

協賛

東急株式会社

出演者Performers

ピアノ◎レイフ・オヴェ・アンスネス

Leif Ove Andsnes, Piano

プログラムProgramme

リスト◎『詩的で宗教的な調べ』S.173より 8.パレストリーナによるミゼレーレ
リスト◎コンソレーション S.172
ベートーヴェン◎ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111
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シューマン◎謝肉祭 Op.9


Franz Liszt: “Harmonies poétiques et religieuses”, S.173 - 8.Miserere, d’après Palestrina
Franz Liszt: Consolations, S.172
Ludwig van Beethoven: Piano Sonata No.32 in c minor, Op.111
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Robert Schumann: Carnaval, Op.9

プロフィールProfile

レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ) Leif Ove Andsnes - Piano

強力なテクニックと綿密な解釈で国際的な名声を獲得しているノルウェーのピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネス。ニューヨーク・タイムズでは「威厳ある優美さ、力強さ、洞察力を有するピアニスト」と評された。世界有数のコンサートホールへの出演、著名オーケストラと共演している。
2024/2025シーズンは、ベルリン・フィル、ニューヨーク・フィル、ロンドン響、サンタ・チェチーリア管、ゲヴァントハウス管、パリ管、チェコ・フィル、NDRエルプ・フィルなどと共演。リサイタルでは、カーネギーホール、ウィグモア・ホールなどを含むツアーを行う。
録音にも精力的に取り組み、ソロ、室内楽、協奏曲など50タイトル以上のCDをリリースしている。これまでにグラミー賞に11回ノミネートされ、グラモフォン賞 7回を含む様々な国際的な賞を受賞した。2023年には、EMIクラシックスとヴァージンでの録音を集めたCD36枚のボックスが発売され、大きな話題を呼んだ。ソニー・クラシカルからは、ショパンのバラードとノクターン、ビルボードでベストセラーとなったシベリウスなど多数リリースされている。最新アルバムは「リスト:十字架の道行き&コンソレーション」。
アンスネスは、ノルウェーの最高の名誉とされるノルウェー王国聖オラフ勲章コマンダーを受章したほか、2007年には、政治、スポーツ、文化の分野で顕著な成功を収めたノルウェー人に与えられるペール・ギュント賞など数々の賞を受賞。
1970年ノルウェーのカルメイで生まれ、ベルゲン音楽院で高名なチェコ人の教授、イルジ・フリンカに師事した。イルジ・フリンカ・ピアノ・アカデミーのアーティスティック・アドヴァイザーを務め、毎年、参加学生にマスタークラスを開いている。夏には、ノルウェーにおいて<ローゼンダール室内楽音楽祭>を開催。創設者として監督を務め、多くの著名アーティストが参加している。

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